IT OPERATIONS GUIDE
障害ログを生成AIへ渡す前に、消すべき情報
ログ解析に生成AIは便利ですが、そのまま貼ると顧客環境や社内構成を示す情報まで送信する可能性があります。
なぜ送信前の処理が必要なのか
ログにはエラー原因だけでなく、IPアドレス、ホスト名、利用者のメールアドレス、顧客名、アクセストークンなどが混在します。必要な技術的文脈を残しながら、特定につながる値だけを一貫したタグへ置き換えることが重要です。
確認対象
- グローバル・プライベートIPアドレス
- ホスト名、顧客名、案件名
- メールアドレス、電話番号
- APIキー、アクセストークン、Cookie
- URLのクエリ文字列と内部パス
安全性を高める基本手順
- 01
必要な範囲だけを抽出
調査に不要な前後のログ、ヘッダー、環境変数を先に除外します。
- 02
規則的な情報を検出
IP、メール、電話番号、アクセスキー候補を機械的に抽出します。
- 03
固有名詞を登録
顧客名、案件名、ホスト名など、文脈依存の語句を明示的に登録します。
- 04
マスク後を目視確認
検出漏れと、調査に必要な文脈が失われていないことを確認します。
MaskedFormでできること
文章はブラウザ内で処理され、入力本文や置換対応表はMaskedFormのサーバーへ送信されません。マスク済み文章だけを利用者自身がAIへ貼り付け、回答中のタグは同じタブで元の値へ復元できます。
ただし、規則や登録語句で認識できない情報は検出されません。機密性の高い文章では、マスク後の内容を必ず目視確認してください。